抱きたいカンケイ/アイヴァン・ライトマン

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マイク・ニコルズ監督の『クローサー』(2004)でストリッパー役に挑戦したにも関わらず、あっさりヌードシーンがカットされてしまったり、ミロス・フォアマン監督の『宮廷画家ゴヤは見た』(2006)でも肝心のバストトップは封印してたり、ナタリー・ポートマンの出し惜しみぶりにはホント、がっかりザマス!

何でも『レオン』のデビュー以来、母親がエージェントとなって性描写にことごとくNGを出しているらしいが、何だかスネ夫ママみたいな感じで嫌ザマス!

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しかしながら自らプロデュースも手がけた『抱きたいカンケイ』(2011)では、寝る間も惜しんで男友達のアダム(アシュトン・カッチャー)とセックスしまくるという、欲求不満気味のエロ女医さんを熱演。

脱ぎっぷりは相変わらず良ろしくないものの、ここまで過激なキャラクターは今までのナタリーには皆無。エロ一直線にならず、あくまでチャーミングな役柄に着地させているあたりが、彼女なりの計算か。

本気になったら関係解消、あくまでカラダだけで繋がっているセフレだった二人が、やがてお互い本気の恋を感じてしまう…という、「リア充同士のリア充ドラマかよ!」と世界中の非リア充ボーイズ&ガールズから石を投げられそうな題材。

とはいえ、実生活でも恐妻デミ・ムーアの尻に敷かれているアシュトン・カッチャーが、絵に描いたようなボンクラ男子ぶりを発揮するので、嫌味なく鑑賞できるのがグッド。3Pに参加しようとしてやんわり断れるシーンなんぞ、他の役者だったら単ある色情魔にしか見えないもんね。

『アニマル・ハウス』、『パラダイス・アーミー』、『ゴーストバスターズ』など、あまたの抱腹絶倒コメディーを上梓してきたアイバン・ライトマン監督だけあって、コメディ演出は、鉄板の安定度。

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息子の元カノに手を出してしまう父親役のケビン・クライン、神経症的にしゃべり倒すTVプロデューサー役のレイク・ベルも面白いキャラクターだが、それ以外は正直ジッパヒトカラゲで、あまり印象に残らず。

まあつべこべ言わず、ナタリー・ポートマンのツンデレぶりを骨の髄まで楽しむべき映画であります。

《捕捉》
ちなみに原題の『No strings attached』は、「糸が付いていない」から転じて「条件なし」、つまり自由!って意味である。

DATA
  • 原題/No Strings Attached
  • 製作年/2011年
  • 製作国/アメリカ
  • 上映時間/110分
STAFF
  • 監督/アイヴァン・ライトマン
  • 製作/アイヴァン・ライトマン、ジョー・メジャック、ジェフリー・クリフォード
  • 製作総指揮/ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー、ジョナサン・グリックマン、ナタリー・ポートマン、トム・ポロック
  • 原案/マイク・サモネック、エリザベス・メリウェザー
  • 脚本/エリザベス・メリウェザー
  • 撮影/ロジェ・ストファーズ
  • プロダクションデザイン/アイダ・ランダム
  • 衣装/ジュリー・ワイス
  • 編集/デイナ・E・グローバーマン
  • 音楽/ジョン・デブニー
CAST
  • ナタリー・ポートマン
  • アシュトン・カッチャー
  • ケイリー・エルウィズ
  • ケヴィン・クライン
  • クリス・“リュダクリス”・ブリッジス
  • オリヴィア・サールビー
  • グレタ・ガーウィグ
  • レイク・ベル
  • ミンディ・カリング

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