- 『激突!』スティーヴン・スピルバーグ
- 『ラストタンゴ・イン・パリ』ベルナルド・ベルトルッチ
- 『ポセイドン・アドベンチャー』ロナルド・ニーム
- 『ジャッカルの日』フレッド・ジンネマン
- 『股旅』市川崑
- 『4匹の蝿』ダリオ・アルジェント
- 『戒厳令』吉田喜重
- 『燃えよドラゴン』ロバート・クローズ
- 『仁義なき戦い』深作欣二
- 『仁義なき戦い 代理戦争』深作欣二
- 『仁義なき戦い 広島死闘篇』深作欣二
- 『日本沈没』森谷司郎
- 『最後の猿の惑星』J・リー・トンプソン
- 『ロイ・ビーン』ジョン・ヒューストン
- 『ソイレント・グリーン』リチャード・フライシャー
- 『ウエストワールド』マイケル・クライトン
リュミエール兄弟のシネマトグラフの時代にまで針を戻せば、映画なんてものは追いかけっこから始まった。トーキーが発達する前の西部劇などは、すべて煎じ詰めれば追いかけっこ。『激突!』は、まさに映画文法のみでつくりあげられた傑作。文学でも舞台でもなし得ない、映画でしか描けないピュア・ムービー。
私立探偵アロージオやディオ(神様)や郵便配達員のキャラが強すぎるとか、車を運転するショットと探偵事務所に向かう主観ショットをカットバックで繋ぐセンスとか、もう本当にいろいろヘンテコすぎてアルジェント最高。
北一輝が己の産み出した思想そのものに否応無く巻き込まれ、破滅していく。二・二六事件をモチーフにした、アナーキーな政治劇。
謎の殺人事件を捜査するサスペンス・アクションと思わせておいて、実はアンモラルで風変わりなディストピアSF。職人監督リチャード・フライシャーが、過激な映像作家であることを知らしめた一作。
OTHER RANKINGS
- 1.
- 『スケアクロウ』 ジェリー・シャッツバーグ
- 2.
- 『ジョニーは戦場へ行った』 ドルトン・トランボ
- 3.
- 『ブラザー・サン シスター・ムーン』 フランコ・ゼフィレッリ
- 4.
- 『ジャッカルの日』 フレッド・ジンネマン
- 5.
- 『ポセイドン・アドベンチャー』 ロナルド・ニーム
- 6.
- 『マクベス』 ロマン・ポランスキー
- 7.
- 『探偵スルース』 ジョセフ・L・マンキウィッツ
- 8.
- 『激突!』 スティーヴン・スピルバーグ
- 9.
- 『L・B・ジョーンズの解放』 ウィリアム・ワイラー
- 10.
- 『ラストタンゴ・イン・パリ』 ベルナルド・ベルトルッチ
- 1.
- 『津軽じょんがら節』 斎藤耕一
- 2.
- 『仁義なき戦い』 深作欣二
- 3.
- 『青幻記 遠い日の母は美しく』 成島東一郎
- 4.
- 『股旅』 市川崑
- 5.
- 『恍惚の人』 豊田四郎
- 6.
- 『四畳半襖の裏張り』 神代辰巳
- 7.
- 『戒厳令』 吉田喜重
- 8.
- 『仁義なき戦い 代理戦争』 深作欣二
- 9.
- 『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』 山田洋次
- 10.
- 『戦争と人間 完結編』 山本薩夫
AWARDS
- 作品賞
- 『ゴッドファーザー』 フランシス・フォード・コッポラ
- 『キャバレー』 ボブ・フォッシー
- 『脱出』 ジョン・ブアマン
- 『移民者たち』 ヤン・トロエル
- 『サウンダー』 マーティン・リット
- 監督賞
- ボブ・フォッシー (『キャバレー』)
- ジョン・ブアマン (『脱出』)
- ヤン・トロエル (『移民者たち』)
- フランシス・フォード・コッポラ (『ゴッドファーザー』)
- ジョセフ・L・マンキウィッツ (『探偵スルース』)
- 主演男優賞
- マーロン・ブランド (『ゴッドファーザー』)※受賞拒否
- マイケル・ケイン (『探偵スルース』)
- ローレンス・オリビエ (『探偵スルース』)
- ピーター・オトゥール (『The Ruling Class』)
- ポール・ウィンフィールド (『サウンダー』)
- 主演女優賞
- ライザ・ミネリ (『キャバレー』)
- ダイアナ・ロス (『ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実』)
- マギー・スミス (『Travels with My Aunt』)
- シシリー・タイソン (『サウンダー』)
- リブ・ウルマン (『移民者たち』)
- 助演男優賞
- ジョエル・グレイ (『キャバレー』)
- エディ・アルバート (『ふたり自身』)
- ジェームズ・カーン (『ゴッドファーザー』)
- ロバート・デュバル (『ゴッドファーザー』)
- アル・パチーノ (『ゴッドファーザー』)
- 助演女優賞
- アイリーン・ヘッカート (『バタフライはフリー』)
- ジーニー・バーリン (『ふたり自身』)
- ジェラルディン・ペイジ (『おかしな結婚』)
- スーザン・ティレル (『ゴングなき戦い』)
- シェリー・ウィンタース (『ポセイドン・アドベンチャー』)
- 脚本賞
- ジェレミー・ラーナー (『候補者ビル・マッケイ』)
- ルイス・ブニュエル、ジャン=クロード・カリエール (『ブルジョワジーの秘かな愉しみ』)
- テレンス・マックロイ、クリス・クラーク、スザンヌ・ド・パッシー (『ビリー・ホリデイ物語 奇妙な果実』)
- ルイ・マル (『好奇心』)
- カール・フォアマン (『戦争と冒険』)
- 脚色賞
- フランシス・フォード・コッポラ、マリオ・プーゾ (『ゴッドファーザー』)
- ジェイ・アレン (『キャバレー』)
- ヤン・トロエル、Bengt Forslund (『移民者たち』)
- ジュリアス・J・エプスタイン (『おかしな結婚』)
- ロン・エルダー (『サウンダー』)
- 金熊賞
- 『遠い雷鳴』 サタジット・レイ
- 銀熊賞
- 『別れのクリスマス』 (デヴィッド・ヘミングス)
『Die Sachverständigen』 (ノルベルト・キュッケルマン)
『Le Grand blond avec une chaussure noire』 (イヴ・ロベール)
『Los Siete locos』 (レオポルド・トーレ・ニルソン)
『Toda nudez sera castigada』 (アルナルド・ジャボール - 審査員特別賞
- 『Il n’y a pas de fumée sans feu』 (アンドレ・カイヤット
- パルムドール
- 『スケアクロウ』 ジェリー・シャッツバーグ、『雇い人』 アラン・ブリッジス
- グランプリ
- 『ママと娼婦』 ジャン・ユスターシュ
- 審査員賞
- 『招待』 クロード・ゴレッタ、『砂時計』 ヴォイチェフ・イェジー・ハス
- 特別賞
- 『ファンタスティック・プラネット』ルネ・ラルー
- 男優賞
- ジャンカルロ・ジャンニーニ (『愛とアナーキーの映画』)
- 女優賞
- ジョアン・ウッドワード(『まだらキンセンカにあらわれるガンマ線の影響』)
- 2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2003年、2002年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年、1995年、1994年、1993年、1992年、1991年、1990年、1989年、1988年、1987年、1986年、1985年、1984年、1983年、1982年、1981年、1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1975年、1974年、1973年、1972年、1971年、1970年、1969年、1968年、1967年、1966年、1965年、1964年、1963年、1962年、1961年、1960年、1959年、1958年、1957年、1956年、1955年、1954年、1953年、1952年、1951年、1950年、1949年、1948年、1947年、1946年、1945年、1944年、1943年、1942年、1941年、1940年、1939年、1938年、1937年、1936年、1935年、1934年、1933年、1932年、1931年、1930年、1929年、1928年、1927年、1926年、1925年、1924年、1923年、1922年、1921年、1920年
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