ホソノLOVERたちが再び集まって創りあげたトリビュートアルバム第二弾
風の谷のナウシカ(Instrumental)(小平市立上宿小学校 音楽委員会・音楽クラブ)
僕は小学校の頃鼓笛隊でトランペット吹いていたんだけど、『風の谷のナウシカ』(1984年)やりたかったなあ。木琴がメロディーラインを奏でるの、超キュートですよね。
東京ラッシュ(Senor Coconut)
アトム・ハート率いるプロジェクトSenor Coconutが、『東京ラッシュ』をラテンカバー。2006年に発表した『Yellow Fever: プレイズymo』でも、YMOのナンバーをラテンテイストでカバーしているが(しかも本家メンバーの細野、坂本、高橋が参加)、このトラックもその延長線上にあるものだろう。
ろっかばいまいべいびい(Hirth Martinez With Van Dyke Parks)
伝説のシンガーソングライターのハース・マルティネスと、細野が師匠と崇めるヴァン・ダイク・パークスがタッグを組んだナンバー。
ファム・ファタール(大貫妙子)
ナニ?大貫妙子がファム・ファタールとな?と、最初は違和感アリアリだったんだが、聴いてみると彼女の鉄仮面的ヴォーカリゼーションが、逆にファム・ファタール感を醸しだしていて、なかなか良ろし。
四面道歌(キセル)
ゆったりとしたギターのアルペジオで、原曲のパラディソ感=エキゾティシズムはかなり中和されているが、まるでトラディショナル・フォークのようなドリーミーな響きにウットリ。
AIWOIWAIAOU(Dr.John)
ドクター・ジョン先生がカバーすれば、どんなナンバーも男臭いブルース・ロックに様変わり。あれ、原曲ってどんなんだっけ?
福は内鬼は外(鈴木茂+青山陽一)
シゲルさんもヨーイチさんも、お元気で長生きしてください。
チャウ・チャウ・ドッグ(林立夫+ハミングキッチン)
タツオさんも、お元気で長生きしてください。
Pom Pom 蒸気(シーナ & ザ・ロケッツ)
めんたいロック meets ホソノ。吹き飛ばされる。
東京シャイネス・ボーイ(鈴木慶一)
さすがケイイチさん。『東京シャイネス・ボーイ』を、ここまでホーン・セクションを前面に押し出したサウンドに刷新するとは。イントロのアナログシンセが奏でる不穏さもグー。
インソムニア(HANNO+FUMIYA+AOKI)
青木孝允と半野喜弘と田中フミヤというテクノ・ゴッド三人衆が勢揃い。このメンツだと、やっぱ’90年代的な響きになるんですね。
ルーチュー・ガンボ(久保田麻琴)
実は「久保田麻琴と夕焼け楽団」ってこれまであんまり聴いて来なかったんですけど、こんな感じなんですね。琉球サウンド全力投球。
幸せハッピー(Double Famous+二階堂和美)
この顔ぶれで想像していた通りの、ハッピーチャーム。幸せだ。ハッピーだ。
ガラスの林檎(吉田美奈子 & 河合代介 DUO)
個人的に一番ビックリしたトラックがコレ。ライブでこの曲を披露した時には「私だとガラスを割っちゃうんだよね」とコメントしたそうだが、とにかく前のめりなリズム・セクションとソウルフルなヴォーカルに圧倒される。
シムーン(Buffalo Daughter)
「シムーン」とはアラビア砂漠などで砂嵐を起こす熱風のことだが、YMOの原曲よりもだいぶ優しい風になっている印象。いつまで経っても大野由美子って声可愛いよね。
灰色の段階(Thurston Moore)
ソニック・ユースのメンバーだったサーストン・ムーアによるカバー。かなりオルタナティヴ・ロック。
夏なんです (Instrumental)(山弦)
佐橋佳幸と小倉博和によるギターデュオ、山弦がはっぴいえんどの名曲をカバー。GONTITI感がすごい。
銀色のハーモニカ(坂本美雨+蓮実重臣)
安田成美は『風の谷のナウシカ』だけじゃないよ、隠れた名曲『銀色のハーモニカ』もあるんだよ。ってことで、「坂本美雨+蓮実重臣」すなわち「坂本龍一の娘&蓮實重彦の息子」というアカデミックすぎる二世同士のタッグによってカバー。一聴しただけではメロディーラインが分からないトリッキーな旋律がスゴい(特にサビのアタマは、かなりぶっ飛んでいる)。蓮実重臣の提案でこのマニアックな曲が選ばれたのことですが、このカバーでやっとメロディーがアタマに入ってきた気がします。ありがとうございます。
風をあつめて(Micabox & Ayako Takato)
神楽の研究家としても知られる三上敏視のプロジェクトMicaboxと、ヴォーカリスト高遠彩子による異色のコラボ。
ノルマンディア(fennesz+sakamoto)
グリッジノイズの桃源郷。きらめくアンビエンス。fennesz+sakamotoだからこうなります。
はらいそ(Ann Sally+PAN CAKE)
日本を代表するスティールパン奏者の原田芳弘率いるアコースティック・トリオ、PAN CAKE。たおやかなギターの調べ、トロピカルなスティールパンの響き、そして温かなアコーディオンの旋律にのせて、アン・サリーの歌声が優しく鼓膜を揺らす。気持ちええー。
プリオシーヌ(シャイ・モンゴロイド)
通称「奉納バンド」とも呼ばれる謎の演奏集団、シャイ・モンゴロイド。ガムランや締太鼓、三味線といった楽器で奏でられる和洋折衷サウンドに、敬虔な気持ちすら抱いてしまう。
- アーティスト/Various Artists
- 発売年/2008年
- レーベル/commmons
【Disk1】
- 風の谷のナウシカ (Instrumental)
- 東京ラッシュ
- ろっかばいまいべいびい
- ファム・ファタール
- 四面道歌
- AIWOIWAIAOU
- 福は内鬼は外
- チャウ・チャウ・ドッグ
- Pom Pom 蒸気
- 東京シャイネス・ボーイ
- インソムニア
【Disk2】
- ルーチュー・ガンボ
- 幸せハッピー
- ガラスの林檎
- シムーン
- 灰色の段階
- 夏なんです (Instrumental)
- 銀色のハーモニカ
- 風をあつめて
- ノルマンディア
- はらいそ
- プリオシーヌ
最近のコメント