アーバン・コンテンポラリーにおさまらない、SADEの“野生”
女「うわー風が気持ちいいね!!あたし、ドライブだーい好き!!」
ルイ「そうかい?…喜んでもらえて嬉しいよ…」
女「ねえねえ、何か音楽かけて」
ルイ「そうだね。とっておきのがあるんだよ・・・(ガチャッ)」
女「…。あー、これとってもいいカンジ。ね、これ誰の曲?」
ルイ「これはSADEの『KISS OF LIFE』(1992年)さ」
女「何かとってもオシャレーな感じよね」
ルイ「うん、基本はクラブ・ミュージックなんだけど、単なるアーバン・コンテンポラリーにおさまらない『野生』みたいなものを感じるよね」
女「うん、歌声がとってもセクシー!」
ルイ「トラック自体はけっこうサラッとしているんだよ。単純にビートを刻むだけ、シンプルな打ち込みなんだけど、SADEのヴォーカルが合わさるととたんに無機質が有機的に科学変化を起こすんだよね。クールな感触なのに、どこかRAW(生)っぽいんだ」
女「ふーん、そうかあ」
ルイ「普通だったら生楽器を入れて、もう少しスピチュアルで民族音楽っぽいサウンドにすると思うんだよ。そこをあえて人工的な、メタリックなサウンドを下敷きにしてSADEのヴォーカルと対比させたところに成功のポイントがあったんじゃないかな」
女「うわールイさんって音楽詳しいですねー」
ルイ「そうかい?別にそんなことはないよ…ただ、こういう曲が好きなだけさ…」
女「えー、あたしルイさんってすっごい音楽の趣味いいと思うなあ。SADEってすっごいお洒落だと思うもん」
ルイ「でも僕にとって最高のディーヴァはSADEじゃなく…キミだよ…」
女「え?そ…そんな…」
ルイ「…ねぇ…これから…いいだろう?」
女「…う…うん…(恥ずかし気に頷く)」
結論:ドライブでSADEをかければ、女のコを落とす確率があがるかもしれないよ!!みんなもさっそく即ゲットだ!!(今回ホット・ドッグ・プレス風)。
- アーティスト/Sade
- 発売年/1992年
- レーベル/Epic
- No Ordinary Love
- Feel No Pain
- I Couldn’t Love You More
- Like a Tattoo
- Kiss of Life
- Cherish the Day
- Pearls
- Bullet Proof Soul
- Mermaid
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