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2026/3/2

『嵐が丘』(2025)の考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

『嵐が丘』視覚を超え、肉体を揺さぶる“触覚的シネマ”」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

エミリー・ブロンテが、30年の短い生涯で遺した唯一の長編小説『嵐が丘』。1847年の発表当時はその背徳性ゆえに非難を浴びたが、のちにサマセット・モームが「世界の十大小説」に選出するなど評価は一変。今や英文学史にそびえ立つ、古典中の古典として知られている。

イングランド北部の荒野に建つ古い屋敷「嵐が丘」を舞台に、孤児のヒースクリフと、気性の激しい娘キャサリンの間に芽生えた情熱的な愛が、鮮烈な筆致で綴られる。そのとてつもないエネルギーは、長きに渡って多くのフィルムメーカーたちを魅了してきた。VULTURE誌の記事によれば、映像化作品の数は優に30を超えるという(*1)。古典的な格調を重んじたウィリアム・ワイラー版、リアリズムを追求したアンドレア・アーノルド版、前衛的な解釈で独自の世界を構築した吉田喜重版…。

多様な解釈が出尽くした名作に、今回全く新しいアプローチで名乗りを上げたのが、エメラルド・フェネルだ。長編監督デビュー作『プロミシング・ヤング・ウーマン』(20)でアカデミー賞脚本賞を受賞し、続く第2作『Saltburn』(23)でも世界中に波紋を呼んだ、今最も注目されるクリエイターのひとりである。

ぜひご一読ください!

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