2023/9/19

『Playing Robots Into Heaven』(2023)の考察/解説レビューをmusitに寄稿しました

内省的で閉鎖的なリリシズムからの解放──James Blake『Playing Robots Into Heaven』』」という考察/解説レビューをmusitに寄稿しました。

ジェイムス・ブレイクの音楽は、他の誰とも似ていない。まるで蜃気楼のように、ゆらゆらと立ち上ってくるサイケデリア。細かく刻まれたサンプリング音。薄くオートチューンがかかったウィスパー・ボイス。そこには、静かに孤独を噛み締めるかのような、冷ややかで内省的な音楽があった。

求道者のような手つきで、彼は踊れないダンス・ミュージック…「ポスト・ダブ・ステップ」を磨き上げていく。それは、2021年の『Friends That Break Your Heart』以来2年ぶりとなるニュー・アルバム『Playing Robots Into Heaven』でも、その匂いは濃厚だ。メランコリックでアンビエントな手触りは、ジェイムス・ブレイクならではのなせる技だろう。だが同時に、氷の刃のようにエッジーだった初期作に比べて、どこか丸みを帯びたポップネスも感じさせる。

ぜひご一読ください!

DATA
PLAY LIST
  1. 1. Asking To Break
  2. 2. Loading
  3. 3. Tell Me
  4. 4. Fall Back
  5. 5. He’s Been Wonderful
  6. 6. Big Hammer
  7. 7. I Want You To Know
  8. 8. Night Sky
  9. 9. Fire The Editor
  10. 10. If You Can Hear Me
  11. 11. Playing Robots Into Heaven
DISCOGRAPHY