細野晴臣『Undercurrent』の考察/解説レビューをblock.fmに寄稿しました

ビル・エヴァンスと正対することで生まれた、至高のアンビエント・スケープ 細野晴臣『Undercurrent』」という考察/解説レビューをblock.fmに寄稿しました。

はっぴいえんどで日本語の礎を築き、イエロー・マジック・オーケストラ(YMO)で世界的成功を収め、その後もテクノからカントリー・ミュージックまで幅広い作品を発表してきた細野晴臣は、言わずと知れた音楽界の巨人。そして彼はまた、『銀河鉄道の夜』(1985年)、『紫式部 源氏物語』(1987年)、『メゾン・ド・ヒミコ』(2005年)、『万引き家族』(2018年)など、決して数は多くないものの、印象的な映画音楽を手がけてきたサウンドトラック職人でもある。

そんな彼が、今泉力哉監督の最新作『アンダーカレント』の映画音楽を手がけることになった。筆者のように長年細野晴臣を追いかけてきたファンにとって、これはもはや音楽的事件。なぜなら、本作の劇伴を手がけるということは、確実にあるジャズの名盤を意識せざるを得ないからだ。

『アンダーカレント』の原作は、豊田徹也が2004年に月刊アフタヌーンに発表した同名漫画。家業を引き継いだ関口かなえは、夫の悟と一緒に銭湯を切り盛りしていた。ところがある日突然、夫が行方をくらましてしまう。事態を受け止めきれず、それでも必死に営業を続けるかなえ。そんな彼女のもとに、住み込みで働きたいという男が現れる。やがて奇妙な共同生活が始まり、不思議な連帯感が芽生えていく…。

ぜひご一読ください!

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