世界の歪みを寓話化するストーリーテラー。もしくは、現実をジャンル映画へと変換する思考実験者。イギリス生まれの映画監督アレックス·ガーランドは、現代の社会·政治問題をそのまま映し出すのではなく、SFやホラーに置き換えることで、観客に問いを投げかけてきた。
例えば、彼が脚本家として参加した『28日後…』(2002)は、一見すると謎のウイルス流行によって世界が崩壊する、ゾンビ映画のような装いをまとっている。だが本当に暴走するのは怪物ではなく、制御を失って集団パニックに陥る人類そのもの。パンデミックは、社会の内部に溜め込まれていた攻撃性や不安を、一気に噴き出させるための装置なのだ。
『わたしを離さないで』(2010)では、臓器提供のために生まれた子どもたちの人生を通して、搾取が暴力ではなく制度として機能する社会構造を露わにし、監督デビュー作『エクス·マキナ』(2015)では、知性·身体·性がいかに権力として管理されうるかを、研究施設という密室実験の中に封じ込めてみせた。
ぜひご一読ください!
- 原題/Warfare
- 製作年/2026年
- 製作国/アメリカ
- 上映時間/95分
- ジャンル/戦争、アクション
- 監督/レイ・メンドーサ、アレックス・ガーランド
- 脚本/レイ・メンドーサ、アレックス・ガーランド
- 製作/アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ、マシュー・ペンリー=デイビー、ピーター・ライス
- 撮影/デヴィッド・J・トンプソン
- 編集/フィン・オーツ
- 美術/マーク・ディグビー
- 衣装/デヴィッド・クロスマン、ニール・マーフィ
- SFX/サイモン・スタンリー=クランプ
- ディファラオ・ウン=ア=タイ
- ウィル・ポールター
- コズモ・ジャービス
- キット・コナー
- フィン・ベネット
- テイラー・ジョン・スミス
- マイケル・ガンドルフィーニ
- アダイン・ブラッドリー
- ノア・センティネオ
- エバン・ホルツマン
- エンリケ・ザガ
- ジョセフ・クイン
- チャールズ・メルトン
- ハイダー・アリ
- ネイサン・アルタイ