Car Alarm/The Sea And Cake

Car Alarm

シカゴ音響派らしい、スマートなサウンド・プロダクションに原点回帰した一枚

ストレートなロックにシフトした『Everybody』から、僅か1年という短いインターバルでリリースされた『Car Alarm』。

ジョン・マッケンタイア自身がプロデュースしていることもあってか、『One Bedroom』のエレクトロニカなエッセンスも交えつつ、いかにもシカゴ音響派らしいスマートなサウンド・プロダクションに原点回帰した一枚に。

Everybody by Sea & Cake (2007-05-09)

疾走感のあるギター・リフが印象的な、歯切れの良いロック・ナンバー『Aerial』で幕を開けるものの、続くM-2『A Fuller Moon』の柔らかなバンド・アンサンブルが示すように、『Nassau』や『Fawn』の頃のような、清涼感のあるポスト・ロックがアルバム全体のトーンを規定している。

その一方で、ヴァン・ダイク・パークスの『Discovery America』からインスパイアを受けたというM-12『Mirrors』で、彼らにしては珍しくスティール・パンをフューチャーしたインスト・ナンバーを披露するなど、バラエティーに富んだアイディアが詰め込まれたアルバムにもなっている。

The Sea And Cakeという確固たるフレームからはみ出すことなく、しかしながら着実にサウンドを進化/深化させて、よりソフト&メロウに展開/転回を続けるThe Sea And Cake。その歩みはまだまだ留まることを知らない。

…で、どーでもいいことですが、この『Car Alarm』、日本では坂本龍一主催のレーベルcommonsからリリースされてます。commonsって親レーベルがエイベックスな訳で、何だかものすごいことになってきました。

DATA
  • アーティスト/The Sea And Cake
  • 発売年/2008年
  • レーベル/Thrill Jockey
PLAY LIST
  1. Aerial
  2. Fuller Moon
  3. On a Letter
  4. CMS Sequence
  5. Car Alarm
  6. Weekend
  7. New Schools
  8. Window Sills
  9. Down in the City
  10. Pages
  11. Staircase
  12. Mirrors

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