アルバム『音楽図鑑』に関する1ダース
- 『音楽図鑑』(1984年)のレコーディングは、1983年1月から開始。特に締め切りを設けず断続的にレコーディング作業が行われたため、完成までに約1年半もの時間が費やされた。
- ピアノを弾く坂本の影が蟻の姿になっているジャケットは、「働き蟻のように働いている」自分を自嘲的に表現したもの。デザインを担当したのは立花ハジメ。
- アルバムに参加したミュージシャンは、ざっと名前を挙げるだけでも、細野晴臣、高橋幸宏、大村憲司、近藤等則、ヤン富田、山下達郎、清水靖晃、白井良明、武川雅寛と超豪華。
- 実際に録音したトラックは35曲にも及ぶ。
- 使用されたハードウェアは、Fairlght CMI、DX-7、Prophet-5。
- イギリスでリリースされたバージョン(タイトルは「Illustrated Musical Encyclopedia」)では、「Field Work」や「Steppin’ Into Asia」が収録され、オリジナルと内容が大きく異なっている。
- 何度か再発され、通常版のほか『音楽図鑑完全盤』、『音楽図鑑完璧盤』、『音楽図鑑(純金CD盤)』の4バージョンが存在する。
- EPOが後年M-1「Tibetan Dance」をカバー。自分で作詞もしている(どんな歌詞なんだ?)。
- M-9「A Tribute To N.J.P.」のN.J.P.とは、ビデオ・アーティストのナム・ジュン・パイクのこと(ブリッジで、コラージュ風にインサートされている声の主がナム・ジュン・パイクである)。
- M-12「きみについて」は、もともとカセット版と日本生命のプロモ版にのみに収録されていた。
- フランスの女流監督エリザベス・レナードによる音楽ドキュメンタリー『TOKYO MERODY』(1983年)で、アルバム製作中の映像が見られる。
- 坂本龍一曰く「自分の最高傑作」。
DATA
- アーティスト/坂本龍一
- 発売年/1984年
- レーベル/ミディレコード
PLAY LIST
- Tibetan Dance
- Etude
- Paradise Lost
- Self Portrait
- 旅の極北
- M.A.Y. In The Backyard
- 羽の林で
- 森の人
- A Tribute To N.J.P.
- レプリカ
- マ・メール・ロワ
- きみについて
- Tibetan Dance
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