『ガール・ウィズ・ニードル』なぜその針は女性たちを無慈悲に突き刺すのか ※注!ネタバレ含みます」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。
筆者は、前もって何の知識もインプットせぬままノコノコと試写会に出かけ、見終わってから「こういう映画だったのかいな」とびっくりすることがよくあるのだが、『ガール・ウィズ・ニードル』(24)はまさしくそのような作品だった。
舞台は、第一次世界大戦後のデンマーク。お針子として働くカロリン(ヴィクトーリア・カーメン・ソネ)は、家賃が払えずにアパートを追い出され、工場長のヤアアン(ヨアキム・フェルストロプ)と恋に落ちて子供を身ごもるも、身分違いゆえに結婚が許されず、縫製工場を辞める羽目に。絶望のどん底に落とされた彼女は、やがて望まれない子供たちの里親探しを斡旋するダウマ(トリーネ・デュアホルム)という女性と出会い、乳母として働くことになる…。
なるほど、この映画は「オリヴァー・ツイスト」や「大いなる遺産」のチャールズ・ディケンズ作品のように、主人公があらゆる苦難を乗り越えていく大河ストーリーなんだなと思っていたら、実はダウマは密かに赤ん坊を殺めていた連続殺人犯で、カロリンは何も知らないまま、事件の片棒を担いでいたことが明かされる。
ぜひご一読ください!
DATA
STAFF
- 監督/マグヌス・フォン・ホーン
- 脚本/マグヌス・フォン・ホーン、リーネ・ランゲベク
- 製作/マリウシュ・ヴロダルスキ、マリーヌ・ブレンコフ
- 製作総指揮/ヘンリク・ツェイン、ロネ・シェルフィグ、マデリーン・エクマン
- 撮影/ミハウ・ディメク
- 音楽/フレゼレケ・ホフマイア
- 編集/アグニェシュカ・グリンスカ
- 美術/ヤグナ・ドベシュ
- 衣装/マウゴジャータ・フダーラ
CAST
FILMOGRAPHY
- ガール・ウィズ・ニードル(2024年/デンマーク、ポーランド、スウェーデン)
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