2025/9/8

『ベスト・キッド:レジェンズ』(2025)の考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました

『ベスト・キッド:レジェンズ』リブートと続編が共存する新たな映画の地平」という考察/解説レビューをCINEMOREに寄稿しました。

ハリウッドにおいて、人気映画のリブート版が作られることは決して避けられない。「バットマン」や「スーパーマン」などのアメコミ、「ハロウィン」や「悪魔のいけにえ」などのホラー、「スター・トレック」や「猿の惑星」などのSF。ジャンルを問わず、巨大IPはブランド価値を維持するために何度も再生産され、永遠にファンを魅了し続ける。もはやそれは運命なのだ。

リブート版が作られるにあたっては、ひとつの掟がある。オリジナル版から移行したその瞬間、製作者の手によってリセットボタンが押され、かつての物語が露の如く消えて失せてしまうことだ。新しい宇宙を誕生させるには、古い宇宙は抹消されなければならない。続編ではなくリブート版として語り直すというのは、つまりそういうことなのだ。

だからこそ我々は、「スーパーマン」でクラーク・ケントがロイス・レインと恋に落ちる瞬間を繰り返し目撃し、「スパイダーマン」でベン叔父さんが命を落とす場面を何度も体験する。もちろん、オリジナル版とリブート版のキャラクターは、決して同一宇宙に存在してはならない。それは対消滅によるIPの終焉を意味する。この鉄の掟に従って、人気シリーズは延命をはかってきた。

ぜひご一読ください!

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