『テルマエ・ロマエ II』(2014)考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました

『テルマエ・ロマエ II』を徹底考察 歴史映画の皮を被った“ズレ”と祝祭のコラージュ」という考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました。

11月29日のフジテレビ系『土曜プレミアム』枠で、『テルマエ・ロマエ II』(2014年)が放送される。

第1作『テルマエ・ロマエ』(2012年)は、興行収入59.8億円の大ヒットを記録し(年間邦画2位)(※)、日本アカデミー賞で阿部寛が最優秀主演男優賞を受賞するなど、批評面でも高い評価を得た。古代ローマ人ルシウスが日本の風呂文化に驚愕するという、ヤマザキマリ原作の一発芸的ギャグ構造を、実写映画として大胆に翻訳したことが、観客の圧倒的な支持につながった。そして、大ヒット作の勢いを受けて企画された『テルマエ・ロマエ II』でも、武内英樹監督によるスーパー・ウルトラ・ダイナミックな演出が炸裂している。

古代ローマ人の主要キャストとして登場するのは、我らが阿部寛をはじめ、北村一輝(負けず劣らず顔が濃い)、市村正親(もはや芸術的に濃い)、宍戸開(静止しているだけで濃い)といった、顔面情報量の高い面々。ここに、外国人キャストが並列に配置される。再現ドラマ以上/歴史映画未満の、異様な空間。この混成キャスティングこそが、武内演出の胆である。

ぜひご一読ください!

DATA
  • 製作年/2012年
  • 製作国/日本
  • 上映時間/108分
  • ジャンル/コメディ、歴史
STAFF
  • 監督/武内英樹
  • 脚本/武藤将吾
  • 製作/稲葉直人
  • 原作/ヤマザキマリ
  • 撮影/川越一成
  • 音楽/住友紀人
  • 編集/松尾浩
CAST
  • 阿部寛
  • 上戸彩
  • 北村一輝
  • 市村正親
  • 宍戸開
  • 勝矢
  • 竹内力
  • 笹野高史
  • キムラ緑子
FILMOGRAPHY
SERIES