「『ロマンティック・キラー』は恋愛映画ではない “恋愛=制度”をパロディで解体する試み」という考察/解説レビューをリアルサウンドに寄稿しました。
百世渡原作の人気漫画を実写映画化した『ロマンティック・キラー』は、一見ロマコメの顔をしていながら、実際には恋愛を描く作品ではない。この映画が正面から扱っているのは、我々が長年ごく自然なものとして受け入れてきた、“恋愛という制度”そのものだ。
学園ラブコメというフォーマットにおいて、恋愛は常に自発的な感情として描かれてきた。出会いは偶然で、好意は自然に芽生え、恋に落ちることは成長の証として語られる。『花ざかりの君たちへ』のような女子1人+男子複数という構図も、モテや選択肢の多さとしてロマン化され、祝福されてきた。
だが、『ロマンティック・キラー』はそのような映画に非ず!!!!!!!
主人公・星野杏子(上白石萌歌)は、チョコを頬張りながら、愛猫を撫でつつ、ゲームにいそしむ非ヒロイン属性。だが恐ろしいことに、この世界では彼女の非恋愛モードは認められない。誰かを好きにならないと魔法界のバランスが崩れるという、何だかよく分からない理由によって、恋愛をしない=異常事態として扱われてしまう。
ぜひご一読ください!
DATA
STAFF
- 監督/英勉
- 脚本/山岡潤平
- 製作/市川南、上田太地
- 製作総指揮/臼井央
- 原作/百世渡
- 撮影/小松高志
- 音楽/橋本由香利、睦月周平、設楽哲也
- 編集/相良直一郎
- 美術/金勝浩一
- 衣装/白石敦子
- 録音/加来昭彦
- 照明/蒔苗友一郎
- SFX/長井由実
CAST
FILMOGRAPHY
- ロマンティック・キラー(2025年/日本)