伝説的ホラー映画『28日後…』(2002)から四半世紀。2025年の前作『28年後…』を経て、新たなトリロジーの第2作『28年後… 白骨の神殿』がスクリーンに叩きつけるのは、もはやウィルスへの恐怖ではない。それは、文明が崩壊した世界で肥大化した“人間の愚かさ”への、冷徹なまでの観察記録だ。
その対比は、映像スタイルにも如実に表れている。前作でダニー・ボイル監督があえてiPhoneを駆使し、パンデミックの混乱をアナーキーで衝動的な映像で表現したのに対し、新しくバトンを受け取ったニア・ダコスタ監督は、ALEXA 35とアナモフィック・レンズを選択する。
スクリーンに広がるのは、美しくも残酷なイギリスの荒野。このクラシカルな映画的ルックへの回帰は、混沌とした世界(iPhone的)の中で、理性と秩序(シネマティックな神殿)を必死に守ろうとするドクター・ケルソン(レイフ・ファインズ)の意志をそのまま映像化したかのようだ。
ぜひご一読ください!
- 原題/28 Years Later: The Bone Temple
- 製作年/2026年
- 製作国/イギリス、アメリカ
- 上映時間/109分
- ジャンル/ホラー、SF
- 監督/ニア・ダコスタ
- 脚本/アレックス・ガーランド
- 製作/ダニー・ボイル
- 製作総指揮/キリアン・マーフィー
- 撮影/ショーン・ボビット
- 音楽/ヒドゥル・グドナドッティル
- アルフィー・ウィリアムズ
- ジャック・オコンネル
- レイフ・ファインズ
- チ・ルイス=パリー
- キリアン・マーフィ
- 28年後... 白骨の神殿(2026年/イギリス、アメリカ)
- 28年後... 白骨の神殿(2026年/イギリス、アメリカ)