竹島ルイの独断と偏見による1970年 映画ランキングです。ランキングは常に暫定的なので、明日にも変わるかもしれません。悪しからず。
- 『アルファヴィル』 ジャン=リュック・ゴダール
- 『明日に向って撃て!』 ジョージ・ロイ・ヒル
- 『無常』 実相寺昭雄
- 『ひまわり』 ヴィットリオ・デ・シーカ
- 『イージー・ライダー』 デニス・ホッパー
- 『Z』 コスタ=ガヴラス
- 『雨にぬれた舗道』 ロバート・アルトマン
- 『テオレマ』 ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 『昭和残侠伝 死んで貰います』 マキノ雅弘
- 『影の車』 野村芳太郎
- 『王女メディア』 ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 『続 猿の惑星』 テッド・ポスト
- 『どですかでん』 黒澤明
- 『ボルサリーノ』 ジャック・ドレー
姉弟相姦に母子相姦に3P、これまさにアンチ・モラルの無限地獄!世俗のモラルなんぞアウト・オブ・眼中。実相寺昭雄が生み出した観念的小宇宙。
ヒッチコックを写実主義の作家とするなら、アルトマンは表現主義の作家。そんなアルトマンの、人間の深淵を覗き込む演出が冴え渡る、狂気の一作。
テレンス・スタンプ演じる“訪問者”と遭遇してしまうと、意識が変容し、秘めていた性衝動が爆発するという、いかにもパゾリーニっぽい話を、パゾリーニっぽい演出で描くパゾリーニ映画。
古典的ギリシャ悲劇をパゾリーニ先生が映画化。場面の繋ぎが不安定だし説明なさすぎだし唐突に残酷シーンもインサートされるけどしかも長い、マリア・カラスの圧倒的な顔力で全てを補完させんとする、ある種の潔さに感動。
OTHER RANKINGS
キネマ旬報(外国映画)
- 1.
- 『イージー・ライダー』 デニス・ホッパー
- 2.
- 『サテリコン』 フェデリコ・フェリーニ
- 3.
- 『Z』 コスタ=ガヴラス
- 4.
- 『明日に向って撃て!』 ジョージ・ロイ・ヒル
- 5.
- 『M★A★S★H』 ロバート・アルトマン
- 6.
- 『テオレマ』 ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 7.
- 『王女メディア』 ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 8.
- 『冬のライオン』 アンソニー・ハーヴィー
- 9.
- 『地獄に墜ちた勇者ども』 ルキノ・ヴィスコンティ
- 10.
- 『ひとりぼっちの青春』 シドニー・ポラック
キネマ旬報(日本映画)
- 1.
- 『家族』 山田洋次
- 2.
- 『戦争と人間』 山本薩夫
- 3.
- 『どですかでん』 黒澤明
- 4.
- 『エロス+虐殺』 吉田喜重
- 5.
- 『地の群れ』 熊井啓
- 6.
- 『無常』 実相寺昭雄
- 7.
- 『影の車』 野村芳太郎
- 8.
- 『男はつらいよ 望郷編』 山田洋次
- 9.
- 『橋のない川・第二部』 今井正
- 10.
- 『裸の十九歳』 新藤兼人
AWARDS
第42回アカデミー賞
- 作品賞
- 『真夜中のカーボーイ』 ジョン・シュレシンジャー
- 『1000日のアン』 チャールズ・ジャロット
- 『明日に向って撃て!』 ジョージ・ロイ・ヒル
- 『ハロー・ドーリー!』 ジーン・ケリー
- 『Z』 コスタ=ガブラス
- 監督賞
- ジョン・シュレシンジャー (『真夜中のカーボーイ』)
- アーサー・ペン (『アリスのレストラン』)
- ジョージ・ロイ・ヒル (『明日に向って撃て!』)
- シドニー・ポラック (『ひとりぼっちの青春』)
- コスタ=ガブラス (『Z』)
- 主演男優賞
- ジョン・ウェイン (『勇気ある追跡』)
- リチャード・バートン (『1000日のアン』)
- ダスティン・ホフマン (『真夜中のカーボーイ』)
- ピーター・オトゥール (『チップス先生さようなら』)
- ジョン・ボイト (『真夜中のカーボーイ』)
- 主演女優賞
- マギー・スミス (『ミス・ブロディの青春』)
- ジュヌビエーブ・ビヨルド (『1000日のアン』)
- ジェーン・フォンダ (『ひとりぼっちの青春』)
- ライザ・ミネリ (『くちづけ』)
- ジーン・シモンズ (『ハッピーエンド 幸せの彼方に』)
- 助演男優賞
- ギグ・ヤング (『ひとりぼっちの青春』)
- ルパート・クロス (『華麗なる週末』)
- エリオット・グールド (『ボブとキャロルとテッドとアリス』)
- ジャック・ニコルソン (『イージー★ライダー』)
- アンソニー・クエイル (『1000日のアン』)
- 助演女優賞
- ゴールディ・ホーン (『サボテンの花』)
- キャシー・バーンズ (『去年の夏』)
- ダイアン・キャノン (『ボブとキャロルとテッドとアリス』)
- シルビア・マイルズ (『真夜中のカーボーイ』)
- スザンナ・ヨーク (『ひとりぼっちの青春』)
- 脚本賞
- ウィリアム・ゴールドマン (『明日に向って撃て!』)
- ポール・マザースキー、ラリー・タッカー (『ボブとキャロルとテッドとアリス』)
- ニコラ・バダルッコ、エンリコ・メディオーリ、ルキノ・ビスコンティ (『地獄に堕ちた勇者ども』)
- ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、テリー・サザーン (『イージー★ライダー』)
- ウォロン・グリーン、ロイ・N・シックナー、サム・ペキンパー (『ワイルドバンチ』)
- 脚色賞
- ウォルド・ソルト (『真夜中のカーボーイ』)
- ジョン・ヘイル、ブリジット・ボランド、リチャード・ソコラブ (『1000日のアン』)
- アーノルド・シュルマン (『さよならコロンバス』)
- ジェームズ・ポー、ロバート・E・トンプソン (『ひとりぼっちの青春』)
- ホルヘ・センプラン、コスタ=ガブラス (『Z』)
第20回ベルリン国際映画祭
- 授賞作の選考なし
第23回カンヌ国際映画祭
- グランプリ
- 『M★A★S★H マッシュ』 ロバート・アルトマン
- 特別グランプリ
- 『殺人捜査』 エリオ・ペトリ
- 審査員賞
- 『いちご白書』 スチュアート・ハグマン
『Magasiskola』 イシュトヴァン・ガル - 監督賞
- ジョン・ブアマン(『最後の栄光』)
- 男優賞
- マルチェロ・マストロヤンニ(『ジェラシー』)
- 女優賞
- オッタヴィア・ピッコロ(『わが青春のフロレンス』)
第31回ヴェネチア国際映画祭
- 授賞作の選考なし
年度別映画ランキング
- 2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2003年、2002年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年、1995年、1994年、1993年、1992年、1991年、1990年、1989年、1988年、1987年、1986年、1985年、1984年、1983年、1982年、1981年、1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1975年、1974年、1973年、1972年、1971年、1970年、1969年、1968年、1967年、1966年、1965年、1964年、1963年、1962年、1961年、1960年、1959年、1958年、1957年、1956年、1955年、1954年、1953年、1952年、1951年、1950年、1949年、1948年、1947年、1946年、1945年、1944年、1943年、1942年、1941年、1940年、1939年、1938年、1937年、1936年、1935年、1934年、1933年、1932年、1931年、1930年、1929年、1928年、1927年、1926年、1925年、1924年、1923年、1922年、1921年、1920年
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