- 『未知との遭遇 (特別編)』(スティーヴン・スピルバーグ)
- 『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順)
- 『鏡』(アンドレイ・タルコフスキー)
- 『シャイニング』(スタンリー・キューブリック)
- 『地獄の黙示録』(フランシス・フォード・コッポラ)
- 『テス』(ロマン・ポランスキー)
- 『クレイマー、クレイマー』(ロバート・ベントン)
- 『遙かなる山の呼び声』(山田洋次)
- 『スター・トレック』(ロバート・ワイズ)
- 『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(アーヴィン・カーシュナー)
- 『野獣死すべし』(村川透)
- 『狂い咲きサンダーロード』(石井聰亙)
- 『ブロンコ・ビリー』(クリント・イーストウッド)
- 『マンハッタン』(ウディ・アレン)
- 『ハンター』(バズ・キューリック)
- 『わるいやつら』(野村芳太郎)
- 『ヤマトよ永遠に』(舛田利雄、松本零士)
- 『ドラえもん のび太の恐竜』(福富博)
- 『ファイナル・カウントダウン』(ドン・テイラー)
- 『影武者』(黒澤明)
- 『カサノバ』(フェデリコ・フェリーニ)
- 『復活の日』(深作欣二)
- 『スペース・サタン』(スタンリー・ドーネン)
- 『アメリカン・ジゴロ』(ポール・シュレイダー)
- 『ザ・フォッグ』(ジョン・カーペンター)
- 『エクスタミネーター』(ジェームズ・グリッケンハウス)
- 『13日の金曜日』(ショーン・S・カニンガム)
- 『1941』(スティーヴン・スピルバーグ)
- 『四季・奈津子』(東陽一)
- 『クリスタル殺人事件』(ガイ・ハミルトン)
ディズニーに対するリスペクトにあふれた、映画的“第三種接近遭遇”。スピルバーグがこれからどんな凡作を作ろうと、この作品がある限り彼は僕にとって永遠のヒーローであり続ける。
これはもう、日本映画の歴史におけるひとつの“事件”。アヴァンな感覚が全編を貫く、最高にヒップな白昼夢ムービー。
ジャック・ニコルソンの狂気に満ちた演技は観る者すべてを震撼させ、スタンリー・キューブリック監督による理知的な演出は観る者すべてを恐怖に陥れる。この映画を観ずしてホラーは語れない。
この作品には、コッポラの狂気がそのままフィルムに焼き付いている。映画という規定のフォームを破壊し尽くす混沌としたカオスが、実際のベトナムとクロスオーヴァーし、追体験させるという、映画というシステムに滞留しない外力を放つ。コッポラから突き付けられた、スペキュレイティヴな黙示録。
ロマン・ポランスキーのオブセッションが強烈に乗り移った、プライベート・フィルムのごとき生々しさ。その映像はまるでクロード・モネやエドガー・ドガに代表される印象派絵画のごとく、瑞々しさをたたえているが、どこか濃厚なエロスと死の匂いもたちこめている。
勝新太郎という希代の怪優を手放した瞬間、傑作になる権利も手放してしまった戦国絵巻。ここには異なる才能がぶつかることによって生まれる、予測不能なケミストリーは発生しない。
OTHER RANKINGS
- 1.
- 『クレイマー、クレイマー』(ロバート・ベントン)
- 2.
- 『ルードウィヒ 神々の黄昏』(ルキノ・ヴィスコンティ)
- 3.
- 『地獄の黙示録』(フランシス・フォード・コッポラ)
- 4.
- 『大理石の男』(アンジェイ・ワイダ)
- 5.
- 『マンハッタン』(ウディ・アレン)
- 6.
- 『マリア・ブラウンの結婚』(ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー)
- 7.
- 『テス』(ロマン・ポランスキー)
- 8.
- 『オール・ザット・ジャズ』(ボブ・フォッシー)
- 9.
- 『カサノバ』(フェデリコ・フェリーニ)
- 10.
- 『フェーム』(アラン・パーカー)
- 1.
- 『ツィゴイネルワイゼン』(鈴木清順)
- 2.
- 『影武者』(黒沢明)
- 3.
- 『ヒポクラテスたち』(大森一樹)
- 4.
- 『神様のくれた赤ん坊』(前田陽一)
- 5.
- 『遙かなる山の呼び声』(山田洋次)
- 6.
- 『父よ母よ!』(木下恵介)
- 7.
- 『四季・奈津子』(東陽一)
- 8.
- 『海潮音』(橋浦方人)
- 9.
- 『狂い咲きサンダーロード』(石井聰亙)
- 10.
- 『太陽の子 てだのふぁ』(浦山桐郎)
AWARDS
- 作品賞
- 『クレイマー、クレイマー』(ロバート・ベントン)
- 監督賞
- ロバート・ベントン(『クレイマー、クレイマー』)
- 主演男優賞
- ダスティン・ホフマン(『クレイマー、クレイマー』)
- 主演女優賞
- サリー・フィールド(『ノーマ・レイ』)
- 助演男優賞
- メルビン・ダグラス(『チャンス』)
- 助演女優賞
- メリル・ストリープ(『クレイマー、クレイマー』)
- 脚本賞
- スティーヴ・テシック(『ヤング・ゼネレーション』)
- 脚色賞
- ロバート・ベントン(『クレイマー、クレイマー』)
- 金熊賞
- 『Heartland』(リチャード・ピアース)
『Palermo oder Wolfsburg』(ヴェルナー・シュレーター) - 審査員特別賞
- 『マイ・ワンダフル・ライフ』(マルコ・フェレーリ)
- 監督賞
- イシュトヴァン・サボー(『コンフィデンス/信頼』)
- 男優賞
- アンジェイ・セベリン(『Dyrygent』)
- 女優賞
- レナーテ・クレスナー(『ソロシンガー』)
- パルムドール
- 『オール・ザット・ジャズ』(ボブ・フォッシー)
『影武者』(黒澤明) - グランプリ
- 『アメリカの伯父さん』(アラン・レネ)
- 審査員賞
- 『コンスタンス』(クシシュトフ・ザヌーシ)
- 男優賞
- ミシェル・ピコリ (『Salto Nel Vuoto』)
- 女優賞
- アヌーク・エーメ (『Salto Nel Vuoto』)
- 脚本賞
- エットーレ・スコラ、フリオ・スカルペッリ、アジェノーレ・インク ロッチ(『La Terrazza』)
- 金獅子賞
- 『アトランティック・シティ』(ルイ・マル)
『グロリア』(ジョン・カサベテス)
- 2024年、2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年、2015年、2014年、2013年、2012年、2011年、2010年、2009年、2008年、2007年、2006年、2005年、2004年、2003年、2002年、2001年、2000年、1999年、1998年、1997年、1996年、1995年、1994年、1993年、1992年、1991年、1990年、1989年、1988年、1987年、1986年、1985年、1984年、1983年、1982年、1981年、1980年、1979年、1978年、1977年、1976年、1975年、1974年、1973年、1972年、1971年、1970年、1969年、1968年、1967年、1966年、1965年、1964年、1963年、1962年、1961年、1960年、1959年、1958年、1957年、1956年、1955年、1954年、1953年、1952年、1951年、1950年、1949年、1948年、1947年、1946年、1945年、1944年、1943年、1942年、1941年、1940年、1939年、1938年、1937年、1936年、1935年、1934年、1933年、1932年、1931年、1930年、1929年、1928年、1927年、1926年、1925年、1924年、1923年、1922年、1921年、1920年
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