2023年 アルバムランキング

竹島ルイの独断と偏見による2023年 アルバムランキングです。ランキングは常に暫定的なので、明日にも変わるかもしれません。悪しからず。
  1. 『Some Unused Songs』(Louis Cole)
  2. アイディアの豊富さ、音像の豊かさ、そして何よりも音楽としての美しさ。頭から尻尾までルイス・コールの天才性が爆発。黙ってひれ伏するしかない。

  3. 『In the End It Always Does』(The Japanese House)
  4. 電子音と生楽器の幸せな邂逅。完全無欠のグッド・フィール・ミュージック。

  5. 『the record』(boygenius)
  6. M-1『Without You Without Them』のアカペラから、ヘビーチューンのM-2『$20』へとなだれ込む展開がまず凄まじい。フィービー・ブリジャーズらしいダイナミックな展開が感動的な『Emily I’m Sorry』、ちょっとサイモン&ガーファンクルっぽいカントリーフォーク『Cool About It』、ラストを飾るサッドコア・ナンバー『Letter To An Old Poet』まで、隅々まで才気が漲ってる。つまり、想像通りの大傑作ってことです。

  7. 『My Soft Machine』(Arlo Parks)
  8. 清涼感あふれるシンセ・ビート、彼女の真っ直ぐでオーガニックなヴォーカル。特に本人も好きだと公言しているM-9「Puppy」の、とろめくようなサウンドスケープが気持ち良すぎる。年間ベスト級。

  9. 『Gold』(Cleo Sol)
  10. 3rdアルバム『Heaven』リリースした2週間後に4thアルバム発売って、どんだけ!おそらく同時期に制作された双子的作品なんだろうけど、ファンにとってこれほどの僥倖がありましょうか。今作も慎ましくオーガニックなネオ・ソウルが最高。

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  11. 『ANIMALS』(Kassa Overall)
  12. 自らの音楽を”バックパック・ジャズ “と称するジャズドラマー、カッサ・オーバーオール。この3rdアルバムはワープに移籍したことも影響しているのか、エレクトロR&Bのエッセンスが濃くなった印象。あとジャケの顔力がつええ。

  13. 『Lahai』(Sampha)
  14. デビュー・アルバム『Process』から6年、ようやく届いたサンファの2nd。清涼感のある音像で、水のようにするすると聴けてしまうが、じっくり耳を傾けると複雑なドラムパターン、幾十にも折り重なったハーモニーにハッとさせられる。最高以外の言葉が見つからない最高の一枚。

  15. 『Voice Notes』(Yazmin Lacey)
  16. ヤスミン・レイシーのデビュー・アルバム。これが透明感あふれるジャジーなネオ・ソウルで、ソランジュにも似たなめらかなサウンド・プロダクション。キックが意外と強めで、それがアクセントになってる。やばい、好きなやつ。

  17. 『In Parallel』(Salamanda)
  18. ちょっと毒っ気のあるポップネス、そして浮遊感のあるアンビエンス。コレは沼る。

  19. 『Let the Moon Be a Planet(feat. Bing & Ruth)』(Steve Gunn、David Moore)
  20. スティーヴ・ガンとデヴィッド・ムーアによるコラボ・アルバム。リモート・セッションを重ねた結果、最高にインディーなインスト・アルバムが完成した。

  21. 『Prize』(Rozi Plain)
  22. ロンドン在住のシンガーソングライター、ロジ・プレイン5枚目のアルバム。親密さと温かさに包まれた、音のタペストリー。

  23. 『Oh Me Oh My』(Lonnie Holley)
  24. 御年73歳ロニー・ホーリーが放つ、鬼名盤。ファラオ・サンダースっぽいアフロ系フリー・ジャズの匂いを残しつつ、ボン・イヴェールやシャロン・ヴァン・エッテンらをゲストに招いて、カントリー、フォーク、ゴスペルにまで乱反射。気持ちええ。

  25. 『Look At Me Now』(Lorenz Ambeek)
  26. え、これデビュー盤ってホントすか。EELSのようなしゃがれ声インディー・ロックで、めっちゃ大御所感が出てますやん。これ、WilcoとかYo La Tengoが好きなオルタナ・ファンなら、間違いなく好きになるやつ。

  27. 『Soaring Wayne Phoenix Story the Earth and Sky』(Wayne Phoenix)
  28. Wayne Phoenixが2020年に発表したアルバム『Soaring Wayne Phoenix Story the Earth』に、トラックを6曲追加した拡張版。Prefuse 73よりもマイルドなコラージュ感覚、Mica Leviよりも儚いメランコリア、そして何よりもクリスタルのような煌めきがある。

  29. 『The Omnichord Real Book』(Meshell Ndegeocello)
  30. ミシェル・ンデゲオチェロの、ブルーノート移籍後初リリースアルバム。ジョエル・ロスやジェフ・パーカーといった手練れミュージシャンを招聘して、ジャズ、ソウル、エレクトロニカが交差する軽やかな作品に仕上がってる。本人が手がけたというアートワークも良き。

  31. 『Visitors』(Friday Night Plans)
  32. 脳がとろけるくらいに素晴らしい、Friday Night Plansのデビューアルバム。実験音楽バリバリのPan Sonicが好きだとか、ペダル、リヴァーブを使うのが多くなってきたとか、映画の環境音に惹かれるとか、インタビュー読んで彼らの音楽性に納得。

  33. 『Romantic Piano』(Gia Margaret)
  34. イリノイ州シカゴ出身のシンガーソングライター、ギア・マーガレットの3rdアルバム。『Romantic Piano』というド直球なタイトルの本作は、アメリカ各地でフィールドレコーディングした鳥や虫の声などの自然音をバックに、静かに孤独をかみしめるような静謐なピアノが鳴り響く、フォーキー・アンビエントな一作。

  35. 『That’s Life』(EVISBEATS)
  36. まぁ、それもまた人生さ。そんなケ・セラ・セラでチルな音の断片を拾い集めた、人生のサントラ集。

  37. 『For That Beautiful Feeling』(Chemical Brothers)
  38. いつの時代にあっても、ケミブラは圧倒的なまでにケミブラのままだ。デジタル・ロックは死なず。30年前、世界に衝撃を与えたビッグ・ビートは、筆者のハートを未だに震わせ続けている。

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  39. 『Atlas』(Laurel Halo)
  40. 協和音と不協和音の狭間をたゆたう、幽玄のアンビエント。武満徹がドローンに挑戦したら、こんなサウンドになるのでは?と思わず妄想に耽ってしまう、アブストラクトな電子組曲。

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  41. 『Njaboot』(Julia Sarr)
  42. セネガル出身の女性SSW、ジュリア・サールの3rdアルバム。ワールドミュージックをネオソウルの圏内へ引き寄せて、洗練を極めている。

  43. 『Sundial』(Noname)
  44. ラストナンバーの客演にCommonがいてアセった。ヒップホップど真ん中というよりは、ネオソウル寄りのリラックスしたサウンドはやっぱり気持ちいい。特にbilly woodsも参加しているM10『gospel?』は神曲かと。

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  45. 『Further Out Than The Edge』(Speakers Corner Quartet)
  46. サウス・ロンドンを拠点とするスピーカーズ・コーナー・カルテットが、2006年の結成以来、17年目にしてリリースした待望のデビュー・アルバム。魅惑のサイケデリア。ジャズ、ソウル、ヒップホップという文脈にとどまらず、スポークン・ワードの領域にまで拡張させた意欲作。

  47. 『12』(坂本龍一)
  48. 美しいとか、哀しいとか、楽しいとか、優しいとか、冷たいとか、温かいとか、あらゆるエモーションを排して、ただ伽藍と、剥き出しの音が精緻に並べられているような一枚。

  49. 『Lados B』(Daniel Villarreal、Jeff Parker、Anna Butterss)
  50. 『いま』(原田郁子)
  51. 『One Wayne G』(Mac DeMarco)
  52. 「Daisy Holiday」で水原希子が細野さんにレコメンドしていたので聴いてみたのだが、これ素晴らしいですね。全199曲、8時間44分という狂ったボリューム。とはいえ重厚な感じはいっさいなくて、日々の生活をスケッチとして素描したかのような、素朴さと愛らしさがある。

  53. 『Get Up』(NewJeans)
  54. 今や世界的アーティストとなったNewJeansの2ndEP。ほとんどが2分台というショート・チューンが、全6曲。トータルは12分16秒というコンパクトさ。そこに、スペーシーでファンクな小宇宙が広がっている。個人的ベストトラックは、ラストを飾るM6「ASAP」。四つ打ちのリズムが彼女たちの「tik-tok、tik-tok、tik-tok、tik、tik」というボーカルチョップに置換され、キラキラしたシンセがこの上ない多幸感を招き寄せる。

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  55. 『Enigmatic Society』(Dinner Party)
  56. ロバート・グラスパー、テラス・マーティン、ナインス・ワンダー、カマシ・ワシントンらが集結したスーパーユニット、ディナー・パーティーの2nd。相変わらずシルキーでジャジーなサウンドに惚れ惚れ。

  57. 『夢中夢』(Cornelius)
  58. 前作『Mellow Waves』は音の隙間に不思議な波がたゆたう中毒性の高いアルバムだったが、今作もそのエッセンスは残しつつ『FANTASMA』など初期作のロック・テイストにも少し回帰した印象。タイトル曲「夢中夢」がただただ圧倒的に美しい。

  59. 『Heaven』(Cleo Sol)
  60. Cleo Solのニューアルバム『Heaven』が、本当に天国レベルのグッドミュージックだったことを、謹んでここに報告いたします。

  61. 『Undercurrent』(細野晴臣)
  62. 『アンダーカレント』のサントラではなく、あくまで“映画に添えたイメージを再構築した音源作品”とのこと。穏やかに配置された音響の向こうに、ほのかな死の匂いがする。

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  63. 『Playing Robots Into Heaven』(James Blake)
  64. 内省的で閉鎖的なリリシズムからの解放。名だたるアーティストとのコラボレーションを経て、ジェイムス・ブレイクは新たなサウンドスケープを獲得したのかもしれない。文字通りこのアルバムが奏でる音は、ヘヴンへと繋がっている。

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  65. 『Paper Airplanes, Paper Hearts』(Everyone Asked About You)
  66. 90年代を稲妻のように駆け抜けた伝説の4ピースバンド、Everyone Asked About You。彼らが唯一発表したスタジオ・アルバム『Let’s Be Enemies』に、シングルやEPを加えたコンピレーション作品。感情どこ行ってしまったん?と思わずツッコミたくなるぶっきらぼうな女性ヴォーカルに、ハードコアな轟音が絡みつく。このエモさは尋常じゃない。

  67. 『Horizon』(Scott Orr)
  68. カナダのフォークシンガー、スコット・オー。フォークトロニカ系の柔らかなサウンドに乗せて、ささやくようなスムース・ジャズのヴォーカルが広がっていく。

  69. 『the rest』(Boygenius)
  70. 今年アルバム『the record』を出したばかりなのに、サプライズ的にリリースされたEP。『the record』よりも、3人のコーラスワーク中心に組み立てられたフォーク・ロック。70年代SSWへの明確な接近。ジャケットみたいに、日が沈む海を見ながらこの音に浸っていたい。

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  71. 『Girl In The Half Pearl』(Liv.e)
  72. 混沌と喧騒。90年代ヒップホップの音像で疾走する、メンフィス・ラップ。リヴ姐さん、カッコイイっす。

  73. 『12 hugs (like butterflies)』(羊文学)
  74. 羊文学のニューアルバム、またしても傑作すぎて尊い。

  75. 『So Gold』(Shafiq Husayn)
  76. 『LIGHTHOUSE』(星野源)
  77. 今日も俺は『仲間はずれ』を聴いて今日を生き抜く。

  78. 『Again』(Oneohtrix Point Never)
  79. ジム・オルークやシュ・シュを招聘し、オーケストラを呼び、おまけにAIまで導入して、多層的なレイヤーで編み上げられたエレクトロニック桃源郷が完成。あと100回は鬼リピしないと全体像が掴みきれない、ギガティックな怪作。

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  80. 『DEBUT』(Kyrie(アイナ・ジ・エンド))
  81. アイナ・ジ・エンド無双、それ即ち小林武史無双也。令和のYEN TOWN BANDとでも言うべき衝撃。

  82. 『I Want More』(Donny McCaslin)
  83. 『Crépuscule I & II』(Tujiko Noriko)
  84. 『Secret Life』(red again..、Brian Eno)
  85. 音が水滴のように滴り落ちてきてゆっくりと波紋状に広がっていくような、美しいアルバム。アンビエントというよりもザ・ナショナルにも近接したインディーロックな響きで、そこがまた良き。

  86. 『blómi』(Susanne Sundfør)
  87. ノルウェーの歌姫スザンヌ・サンドフォーの6thアルバム。北欧系エレクトロニカの香りを残しつつ、ジョニ・ミッチェルのようなフォーク・シンガーソングライターとしてのルーツに立ち返ったサウンドがコンパイルされている。

  88. 『Sundown』(Eddie Chacon)
  89. 90年代にチャールズ&エディとして一世を風靡し、59歳にしてソロ・デビューを果たしたエディ・チャコン。めちゃめちゃかっこいいアーバン・ソウル。生楽器をまぶしてヴィンテージ感溢れるジャズ・ファンクなサウンドに。オトナの余裕を感じさせる。

  90. 『Did you know that there’s a tunnel under Ocean Blvd』(Lana Del Rey)
  91. 『Cousin』(Wilco)
  92. プロデューサーにウェールズ出身のシンガー・ソングライター、ケイト・ル・ボンを招聘。カントリーに回帰している印象のあったウィルコのサウンドを、一気にエクスペリメンタルな音像に変えてみせた。

  93. 『Water Made Us』(Jamila Woods)
  94. シカゴ出身のアーティストを数多くゲストに迎えた、ジャミラ・ウッズの4thアルバム。秋空のもと聴きたい、至極のアンビエントR&B。M-10『I Miss All My Exes』にはギア・マーガレットも参加してます。

  95. 『Gardening』(Siv Jakobsen)
  96. シフ・ヤコブセンが爪弾くギターと歌声は、世界を清浄の地へと変貌させる。ノルウェーから届けられた、幽玄なアンビエント・フォーク。

  97. 『Glossover』(Afternoon Bike Ride)
  98. 『Born With Nostalgic Bones』(Julie Kuhl)
  99. 『Slugs of Love』(Little Dragon)
  100. 『The Greater Wings』(Julie Byrne)
  101. 『Folkocracy』(Rufus Wainwright)
  102. 『GUTS』(Olivia Rodrigo)
  103. 20歳になったばかりなのに、2ndアルバムで音楽的成熟を感じさせてしまうオリヴィア・ロドリゴって、ヤバすぎませんか。これぞ、グローバル・スーパースターのポピュラー・ミュージック。

  104. 『Blowout』(John Carroll Kirby)
  105. 『ZOUNDTRACKS』(Tei Towa)
  106. テイ・トウワ、久々のインスト・アルバム。音のシャキシャキ感が辛抱たまらん。

  107. 『PRIVATE』(iri)
  108. ジャパニーズ・クラブミュージック・シーンの先頭をひた走る、iriの6枚目となるフルアルバム。日々のスケッチを音に溶かしたような、日常性が逆に新鮮。

  109. 『For All The Dogs』(Drake)
  110. 21サヴェージ、J・コール、SZA、バッド・バニー、リル・ヨッティなど、ヤバすぎるメンツを揃えて放つ、全23曲・1時間25分の大作。ティーゾ・タッチダウンをフューチャリングしたM-2「Amen」が神曲すぎて、鬼リピしては泣いておる。

  111. 『Barbie The Album』(V.A.)
  112. ピンク色に塗りたくられた、『Barbie The Album / バービー・ザ・アルバム』という名のショウケース。そこにはキラキラもカナシミも、あらゆるエモーションが詰まっている。

  113. 『& the Charm』(Avalon Emerson)
  114. 『Tempo de Vendaval』(Nara Pinheiro)
  115. 『Delusional』(Dev Lemons)
  116. 『Camellia』(RAY)
  117. 極北を目指すオルタナティヴアイドル、RAYの3rdアルバム。青木ロビン作詞・作曲のリード・トラック『火曜日の雨』がエモすぎる。

  118. 『Space Heavy』(King Krule)
  119. 『Portrait Of A Dog』(Jonah Yano)
  120. 『MERCY』(John Cale)
  121. 前作から実に10年ぶりとなる、ジョン・ケールの17thアルバム。ローレル・ヘイロー、アクトレス、アニマル・コレクティヴ、ワイズ・ブラッド、シルヴァン・エッソ、ファット・ホワイト・ファミリー、テイ・シという曲者ミュージシャンを招聘して、漆黒に覆われたディストピアの、その向こうにある“慈悲なる世界”を構築してみせた。

  122. 『TAR/ター』(ヒドゥル・グドナドッティル)
  123. このサントラを聴き続けてると、気が狂いそうになるな。作曲しているのは、múmのメンバーのひとりヒドゥル・グドナドッティルで、「ジョーカー」も手掛けている。つまり両方とも神経症的テーマで、ニューロティック・ホラー。

  124. 『Maps』(billy woods、Kenny Segal)
  125. ラッパーのビリー・ウッズ、プロデューサーのケニー・シーガルが2度目のコラボを果たした、ドス黒く凶暴なアシッド・ジャズ/ヒップホップ。このアルバムからは、獣臭と血の匂いがする。

  126. 『First Two Pages of Frankenstein』(The National)
  127. 『replica』(Vaundy)
  128. あらゆる方向に才能が乱反射しまくっていて、Vaundyを形容する言葉が見つからず、もはや存在が透明化している。王道じゃないポップスは王道に聴こえて、王道なポップスはそうじゃなく聴こえるのも凄い。

  129. 『Ambient 23』(Moby)
  130. 新年早々にリリースした、モービーのアンビエント・アルバム。今までもチル系エレクトロニカは手がけていたとはいえ、アッパーなデジロックの印象が強いだけに、ここまでディープなアンビエントになってるとは。芳醇なアナログ・シンセの音像は、まるでブライアン・イーノの如し。

  131. 『Blossom』(kiki vivi lily)
  132. 『添春編』(クラムボン)
  133. 『Everyone’s Children』(Surya Botofasina)
  134. 『Javelin』(Sufjan Stevens)
  135. 「君の名前で僕を呼んで」主題歌の『Mystery of Love』の印象が強すぎて、スフィアン・スティーヴンスの声を聞くだけで心が苦しくなってしまうんだが、やっぱこの新作でも青春の蹉跌が胸に迫りくる。M-4『Everything That Rises』Aメロの一部分が『ネバーエンディング・ストーリー』に聴こえるのは僕だけですか。

  136. 『earth sounds』(JaRon Marshall)
  137. 『Red Moon In Venus』(Kali Uchis)
  138. 『感覚は道標』(くるり)
  139. 『Bendik Giske』(Bendik Giske)
  140. 『NEVER ENOUGH』(Daniel Caesar)
  141. 『Curly』(Terrace Martin)
  142. 『ゴジラ-1.0』(佐藤直紀)
  143. M-12『Godzilla-1.0 Resolution』、ほとんどスティーブ・ライヒのようなミニマル・ミュージック。

  144. 『DREAMER』(Nabihah Iqbal)
  145. 『ÁTTA』(Sigur Rós)
  146. ドラムレスの荘厳なストリングス、暗く沈んだ残響。もはやポストクラシカル。この時代にレインボーを燃やすって、当事者であるヨンシーがLGBT的連帯から距離を置き、一人で戦いを続けるという意思表明か?この音楽はあまりにも孤独だ。

  147. 『FINE LINE』(パソコン音楽クラブ)
  148. 『Jerusalem』(Emahoy Tsege Mariam Gebru)
  149. 修道女でピアニストというエマホイ・ツェゲ=マリアム・ゴブルー、全く存じ上げませんでしたが、アルバム聴いてみたら素晴らしかった。クラシカルだけど、サティほど冷たい感じじゃなくて、人肌が感じられる響き。全力でお勧め。

  150. 『eo』(cero)
  151. 美しいハーモニーとポリリズミックなドラムと浮遊感のある電子音に彩られた、精巧で良質なポップミュージック。なぜか脳内には、遥か彼方の宇宙に向かって幾つもの光線が行き交うような光景が広がった。最高に美しくて、最高に儚い一枚。

  152. 『Blackbox Life Recorder 21f / in a room7 F760』(Aphex Twin)
  153. この上なく美しいアンビエントも、この上なく凶暴なハードテクノも、Leave it to me!とでも言いたげなエイフェックス・ツインの、やや丸みを帯びた大人の余裕。テクノ・モーツァルトが導く、新たなサイケデリア。ここには、豊穣で深淵な桃源郷がある。

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  154. 『Bubblegum』(Biig Piig)
  155. アイルランド出身のシンガー、Biig Piigのデビュー・ミックステープ。ダークで毒っ気のあるポップネス、ご機嫌斜めで低血圧なウィスパー・ヴォイス、それでいて喉越し爽やかなサウンド・プロダクション。これ永遠にリピートできるやつ。

  156. 『Hidden Beauty』(Sign Libra)
  157. 『The Rebirth of Marvin』(October London)
  158. 『Wives Tales & Hymns of the Earth』(Porchlight)
  159. 情動と扇動!荒ぶるパンク・サウンドが乱れ咲き、甘美なハーモニーが胸を打つ。このバンド、不思議な吸着力がありますな。

  160. 『melodica』(nica、haruka nakamura)
  161. 『United Queens』(Awich)
  162. 『Nakibembe Embaire Group』(Nakibembe Embaire Group)
  163. 『Praise A Lord Who Chews But Which Does Not Consume; (Or Simply, Hot Between Worlds)』(Yves Tumor)
  164. 『Goodbye Hotel Arkada』(Mary Lattimore)
  165. フィラデルフィア出身出身の世界的ハーピスト、メアリー・ラティモアによるため息が出るほど美しいアルバム。何がイイって、『さらば、ホテル・アルカダ』ってタイトルがイイ。改修工事中のクロアチアのホテルのことらしいが、愛着がある場所が消えていく喪失感を、ハ0プの音色に乗せているのかも。

  166. 『Variables』(Alfa Mist)
  167. 『Falling or Flying』(Jorja Smith)
  168. 『PARADE』(中塚武)
  169. ソロ活動20周年記念アルバム。原色のパレットだけで創り上げたかのようなカラフルさ、ビッグバンドジャズとEDMが交錯する軽妙洒脱さ、とにかくポップ・ミュージックとしてひたすら楽しい。M-1「Ladies and PAC-MAN」はとにかく気分がアガります。

  170. 『Open The Window』(RHYMESTER)
  171. created by Rinker
    ビクターエンタテインメント
  172. 『Hackney Diamond』(Rolling Stones)
  173. いや、もう、何というか、恐れ入ります。

  174. 『Neo Standard』(Night Tempo)
  175. 『A Symphonic Celebration – Music from the Studio Ghibli Films of Hayao Miyazaki』(久石譲)
  176. 『ありがとう』(never young beach)
  177. まさかサウンド的にも歌詞的にも、こんなにガッツリはっぴいえんどに寄せてくるとは思わなんだ。M-8「Hey Hey My My」の大瀧詠一感ヤバいな。

  178. 『The Age of Pleasure』(Janelle Monáe)
  179. ズッチャ、ズッチャというレゲエビートを刻むラヴァーズロック感。強い日差しと湿度を感じさせるラテンなポップネス。ヌーディーな開放感がたまらん。

  180. 『Radical Romantics』(Fever Ray)
  181. 『miss you』(Mr.Children)
  182. 『UTOPIA』(Travis Scott)
  183. 『Marginalia Ⅴ』(高木正勝)
  184. 『The Rebirth Of Marvin』(October London)
  185. 『Austin』(Post Malone)
  186. 『Sunburn』(Dominic Fike)
  187. 『My Back Was A Bridge For You To Cross』(Anohni And The Johnsons)
  188. 『For The Aliens』(パソコン音楽クラブ)
  189. 『The Bubble』(Angel Abaya)
  190. 『The Ballad of Darren』(Blur)
  191. Blurのニューアルバム、なんというか、とっても優しい。

  192. 『Why Does The Earth Give Us People To Love?』(Kara Jackson)
  193. 『So Far So Good』(Meernaa)
  194. 時にはスローコアのようにしっとりと、時には音がぶつかる和音を使って暴力的に。 カーリー・ボンドの色気のある歌声が心を掴む、ドリーム・ポップ。

  195. 『Fountain Baby』(Amaarae)
  196. 『Naked』(ちゃんみな)
  197. 『Steppin’ Out』(キリンジ)
  198. 『UNFORGIVEN』(LE SSERAFIM)
  199. 『That! Feels Good!』(Jessie Ware)
  200. 『four』(IO)
  201. 『Indiana Jones and the Dial of Destiny』(John Williams)
  202. 『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』のサウンドトラックを聴いてると、これまでのシリーズとは異なる手触りを感じる。ジェットコースター的上下運動は緩和され、全体的に重厚感のあるスコアに。ライトモチーフをごった煮状態で入れまくるというよりは、1曲ごとの個性が際立った作品に仕上がっている。

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  203. 『Gloria』(Sam Smith)
  204. クィアの喜びも悲しみも詰め込んだ、熟成のモダン・ポップ。シャンデリアが七色の光を放つ、魅惑のディスコティーク。カルヴィン・ハリスやエド・シーラン、キム・ペトラスを迎えて、より赤裸々にパーソナルな性を語り始めた、堂々たる4thアルバム。

  205. 『Journey』(SPECIAL OTHERS)
  206. スペアザはいつだってスペアザ。

  207. 『映帶する煙』(君島大空)
  208. 音と音の余白をしっかりとりつつ、サビではSEが重奏するダイナミズムが素晴らしい。メランコリックな叙情性と、突風のように吹き荒れる暴力性が同居した、文句なしのデビュー盤。特にM-2「扉の夏」は名曲ですね。

  209. 『RUSH!』(Måneskin)
  210. イタリア発のラウド・ロック・バンド、マネスキンのサード・アルバム。エッジーでど直球なロック・サウンド。

  211. 『Babylon』(Justin Hurwitz)
  212. サイレント時代のスターたちの転落人生を、分かりやすく下降コードで表現して見せたジャスティン・ハーウィッツの聡明さたるや。

  213. 『パレードが続くなら』(YUKI)
  214. 『Late Developers』(Belle and Sebastian)
  215. みんな大好きベルセバ。実は僕自身はそんなにハマってないベルセバ。ニューアルバムも骨の髄までベルセバでした。

  216. 『Flowers』(OKAMOTO’S)
  217. ロックンロール!OKAMOTO’Sって、バリバリのロックバンドだったんだ、ということを思い出させてくれる一枚。

  218. 『Sketch』(幾田りら)
  219. 『Mood Swings』(Vedo)
  220. アッシャー&エラ・メイの『Don’t Waste My Time』、クリス・ブラウンの『Freaky Friday』にソングライターとして参加するなど、その才能がR&B界隈のアーティストから高く評価されているヴェドの3rdアルバム。90sライクなオーセンティックなサウンドに、打ち込み感の強いマッシヴなスネアがビートを刻み、メロウなヴォーカルが重なっていく。なんというか、THE王道のR&Bという感じ。

  221. 『バットリアリー』(Saucy Dog)
  222. 『Alchemy』(Disclosure)
  223. 『幻燈』(ヨルシカ)
  224. 『New Game+』(Palette Knife)
  225. メロコアっすね。

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