「『Chime』不純物なし、クロサワ成分100%の不条理ホラー”」という考察/解説レビューをcinemas PLUSに寄稿しました。
「脈絡がない」という表現は、往々にして否定的な意味で使われることが多い。筋の繋がりがない。行き当たりばったり。意味不明。散漫。
だがある種の映画にとっては、それがプラスに作用することがある。ストーリーテリングの段取りを踏むことなく、純然たるビジュアル表現のみで世界を構築してしまう潔さ。そこにあるのは、混じり気なしの映像的愉悦のみ。黒沢清監督の新作中編『Chime』(2024)は、まさしくそのような作品だ。
本作は、配信プラットフォーム「Roadstead」のオリジナル作品第一弾。全世界999個限定のライセンスを99USドル(1万4,850円)で販売するという、異色の販売形態がとられている。8月2日(金)からは、東京・菊川のミニシアターStrangerを皮切りに、全国の映画館で順次劇場公開。より多くの黒沢ファンが、本作に触れられることとなった。
ぜひご一読ください!
DATA
STAFF
CAST
FILMOGRAPHY
- CURE(1997年/日本)
- カリスマ(1999年/日本)
- 回路(2001年/日本)
- アカルイミライ(2002年/日本)
- ドッペルゲンガー(2003年/日本)
- LOFT ロフト(2006年/日本)
- 叫(2007年/日本)
- クリーピー 偽りの隣人(2016年/日本)
- Cloud クラウド(2024年/日本)
- Chime(2024年/日本)